会社沿革

1919

1919

初代 生田捨吉が京都・伏見の地に生田鉄工所を創業。主として化学機械の製造を始める。また、土地柄で近隣酒造工場からの要望を受け、酒造機械設備、フィルタープレスを開発。酒造工程の合理化に尽くす。

生田捨吉(1900~1974)

福井県東郷の地から単身家族から離れ、19歳で伏見に生田鉄工所を創業。ベルサイユ条約締結の年です。当初は酒造設備機械を主力に様々な化学機械を製造しました。

1935

生田鉄工所を京阪機工株式会社に改組。酒造設備機械の製造を開始

「天命に従い人事を尽くす」

IKUTAに集う社員一人一人が仕事を通じ、生まれてきた使命、目的(天命)に目覚め、かけがえのない各々の人生をより良く生き、成長していけるようにとの願いを込めた創業者の理念。

1945

京阪機工株式会社を終戦により解散

生田捨吉(1900~1974)

福井県東郷の地から単身家族から離れ、19歳で伏見に生田鉄工所を創業。ベルサイユ条約締結の年です。当初は酒造設備機械を主力に様々な化学機械を製造しました。

化学機械の写真

「天命に従い人事を尽くす」

IKUTAに集う社員一人一人が仕事を通じ、生まれてきた使命、目的(天命)に目覚め、かけがえのない各々の人生をより良く生き、成長していけるようにとの願いを込めた創業者の理念。

1950

1950

伸銅設備機械の製造に着手。 実用新案特許、銅水洗粉砕選別機、圧延機テーブルの自動化機械を開発。

1953

生田産機工業株式会社設立

設立当時の写真

1955

専売特許、No.27-14473 黄銅板面削装置(スカルピングマシン)開発、実用化に成功。 日本の伸銅製品の飛躍的な品質向上に貢献。 スカルピングマシンは伸銅条材製造において工程上欠かす事の出来ない設備となる。

黄銅板面削装置の写真

開発エピソード
「黄銅板面削装置(スカルピングマシン)」

旧満州鉄道技師 寺田正春さん(のちに当時の当社会長)とのご縁で、既に海外で確立されていた黄銅板面削の技術に触れ、戦後復興による国内銅需要の拡大を予見し開発に着手。
1958年には発明表彰特賞を受賞しました。

1960

実用新案特許 黄銅棒電流焼鈍矯正機を開発。

黄銅棒電流焼鈍矯正機の写真

1961

現在地に新工場を建設

開発エピソード
「黄銅板面削装置(スカルピングマシン)」

旧満州鉄道技師 寺田正春さん(のちに当時の当社会長)とのご縁で、既に海外で確立されていた黄銅板面削の技術に触れ、戦後復興による国内銅需要の拡大を予見し開発に着手。
1958年には発明表彰特賞を受賞しました。

1970

1970

両面面削装置(ダブルサーフェススカルピングマシン)を開発。 面削装置の飛躍的な省力化に貢献。1号機を国内大手伸銅会社に納入。その後大手伸銅企業は全て両面面削装置の採用を行う。

「工場は人づくり」

自分の利益のみを考えない「三方良し」を基に、「工場は人づくり」を経営の大事にし、社員を家族のように思い育む社風が育まれる。

1974

生田宗宏 代表取締役社長に就任。

生田宗宏(1930~1999)

日本は高度成長に沸いていた。欧米、アジアの海外伸銅メーカーへの納入実績を上げ、伸銅業界において、国内外にて確固たる評価を頂くに至る。

1978

韓国の最大手伸銅会社に両面面削装置、自動溶接装置を納入。輸出第1号となる。その後、香港、台湾の伸銅メーカに順次輸出。

韓国の最大手伸銅会社の写真

アジア進出

当社の初輸出は韓国への一歩でした。そこからアジア市場への展開が始まり、地域を超えた信頼と品質で多くの人々に支持されてきました。この歴史の始まりは、私たちの成長と進化の礎となっています。

1982

第2期工場拡張工事完了

「社員は家族」
「モノづくりは人づくり」

家族のような思いをもって事業に取り組む

1985

1500mmワイドタイプの大型両面面削装置を開発。国内大手伸銅会社に納入。

大型両面面削装置の写真

1986

イラン大手伸銅会社に両面面削装置を納入。

「工場は人づくり」

自分の利益のみを考えない「三方良し」を基に、「工場は人づくり」を経営の大事にし、社員を家族のように思い育む社風が育まれる。

生田宗宏(1930~1999)

日本は高度成長に沸いていた。欧米、アジアの海外伸銅メーカーへの納入実績を上げ、伸銅業界において、国内外にて確固たる評価を頂くに至る。

アジア進出

当社の初輸出は韓国への一歩でした。そこからアジア市場への展開が始まり、地域を超えた信頼と品質で多くの人々に支持されてきました。この歴史の始まりは、私たちの成長と進化の礎となっています。

「社員は家族」
「モノづくりは人づくり」

家族のような思いをもって事業に取り組む

1990

1990

厚板多条切スリッターラインを開発。国内大手伸銅会社に納入。

1991

アルカリ脱脂洗浄ラインを開発。国内大手伸銅会社に納入。

アルカリ脱脂洗浄ラインの写真

1992

ヨーロッパの大手伸銅各社から引き合い。ヨーロッパ方面への営業展開を図る。

ヨーロッパ進出

欧州の主要な伸銅企業からの引き合いに応じ、ヨーロッパ市場への積極的な展開を推し進めています。信頼性と品質に基づく強固なパートナーシップを築き、グローバルな成長と持続可能なビジネス展開を目指していきます。

1994

ドイツ大手伸銅会社に1500mmワイドタイプの大型両面面削装置を納入。

生田泰宏(1961~)

グローバル志向の波が一段と大きくなる。守ってきたのは「工場はひとづくり」感謝の心・思いやりの心・自立の心で「育とう・育てよう・育ち合おう」の社風でした。社員・顧客・取引先・地域社会が真の心の調和を持って響働し世に役に立つ商品をつくり、送り出し続けます。

1995

WindowsNTをベースにしたCNCカッター研削盤を開発。国内大手伸銅会社に納入。

1998

第3期工場拡張工事完了

1999

生田泰宏 代表取締役社長に就任。 世界初タンデムタイプ両面面削ラインを台湾大手伸銅会社に納入。

初タンデムタイプ両面面削ライン

ヨーロッパ進出

欧州の主要な伸銅企業からの引き合いに応じ、ヨーロッパ市場への積極的な展開を推し進めています。信頼性と品質に基づく強固なパートナーシップを築き、グローバルな成長と持続可能なビジネス展開を目指していきます。

生田泰宏(1961~)

グローバル志向の波が一段と大きくなる。守ってきたのは「工場はひとづくり」感謝の心・思いやりの心・自立の心で「育とう・育てよう・育ち合おう」の社風でした。社員・顧客・取引先・地域社会が真の心の調和を持って響働し世に役に立つ商品をつくり、送り出し続けます。

2000

2000

1500mmワイドタイプ向けCNC6軸制御カッター研削盤を開発。国内大手伸銅会社に納入。IKUTAブランドのスカルピングカッターの製造販売を開始。

カッター研削盤の写真

2001

中国市場進出 上海事務所開設。

2002

中国蘇州に100%出資法人 生田(蘇州)精密機械有限公司を設立。 メッキリフローラインを台湾大手伸銅会社に納入。

出資法人 生田(蘇州)精密機械有限公司の写真

海外拠点・生田蘇州の誕生

中国にIKUTA初となる海外拠点を設立しました。この重要な決定は、中国市場の急速な成長を支援するものであり、当社のグローバル展開における新たな一歩として位置づけられます。
生田蘇州は、顧客へのサービス向上や地域社会への貢献を図り、更なる成長を遂げています。

2003

日本の機械商社と合弁で昆山生田貿易有限公司(現 苏州伊库达贸易有限公司 )を設立。 スリッターラインおよび周辺設備を国内大手伸銅会社に納入。中国市場への足がかりとする。中国大手伸銅会社に子会社生田(蘇州)精密機械有限公司と合同で面削ライン納入、中国で生田ブランドの地位を確立。 異形材面削装置を開発。中国大手伸銅会社に納入。

昆山生田貿易有限公司の写真

世界最薄銅箔

銅箔はμm(ミクロン)単位の非常に薄い銅のシートメタルで、リチウムイオン電池やスマートフォンなどの情報通信機器、プリント配線基板などに広く利用されています。
中でも圧延銅箔は導電性に加えて高い耐久性を有しており、現代社会に欠かせない素材となっています。

2004

世界最薄圧延銅箔(6μm)脱脂ラインを納入(※当時)

2005

切削異形材加工事業を開始。 harley-davidson車専用ブレーキディスク用特殊レベラーを納入。 京都府プロジェクトの垂直軸小型風力発電機開発企業に採択される。

2006

ターゲット母板研磨装置を新規開発。世界初異形条レベラーの開発に成功。

ターゲット母板研磨装置の写真

開発エピソード
世界初異形条レベラー

異形条レベラーは、自動車用の半導体車載部品を製造しているメーカー様からの依頼を受け開発した当社オリジナル設備(特許取得)です。
対象の銅条は厚みが均一のシート状ではなく、中央の厚いところで1.8mm、両端の薄いところで0.5mmと断面はちょうど凸型をしており、従来のローラーレベラーではその矯正は非常に難しいものでした。
全面を均一に矯正するために、断面形状にジャストフィットする凹型のローラーを専用に設計し、製作。課題解決のために新たに構想したロール径差を吸収する設備技術と合わせて完成した異形条レベラーは、「平面度0.05mm以内」という要求スペックを大きくクリアする、0.011mm(レベラー直後の最高値)という期待以上の精度を実現し、納入先メーカー様にも大変ご満足いただくことができました。

2007

ギリシャの大手伸銅会社向けにCNCカッター研削盤を納入。 小割スリッター装置を中国大手伸銅会社に納入。 経済産業省中小企業庁より2007年「元気なモノ作り中小企業300社」に選ばれる。

2008

中国大手伸銅会社に両面面削ライン及びカッター研削盤を納入。 スカルピングカッター専用工場を新設。

2009

中国での当社1号機となるテンションレベラーラインを中国大手伸銅会社に納入。子会社株式会社京ウィンドを設立。東京事務所を開設。広島事務所を開設。立命館大学との共同研究を開始。風力発電機が経済産業省平成21年度ものづくり中小企業製品開発等支援補助事業に採択される。

テンションレベラーラインの写真

海外拠点・生田蘇州の誕生

中国にIKUTA初となる海外拠点を設立しました。この重要な決定は、中国市場の急速な成長を支援するものであり、当社のグローバル展開における新たな一歩として位置づけられます。
生田蘇州は、顧客へのサービス向上や地域社会への貢献を図り、更なる成長を遂げています。

世界最薄銅箔

銅箔はμm(ミクロン)単位の非常に薄い銅のシートメタルで、リチウムイオン電池やスマートフォンなどの情報通信機器、プリント配線基板などに広く利用されています。
中でも圧延銅箔は導電性に加えて高い耐久性を有しており、現代社会に欠かせない素材となっています。

開発エピソード
世界初異形条レベラー

異形条レベラーは、自動車用の半導体車載部品を製造しているメーカー様からの依頼を受け開発した当社オリジナル設備(特許取得)です。
対象の銅条は厚みが均一のシート状ではなく、中央の厚いところで1.8mm、両端の薄いところで0.5mmと断面はちょうど凸型をしており、従来のローラーレベラーではその矯正は非常に難しいものでした。
全面を均一に矯正するために、断面形状にジャストフィットする凹型のローラーを専用に設計し、製作。課題解決のために新たに構想したロール径差を吸収する設備技術と合わせて完成した異形条レベラーは、「平面度0.05mm以内」という要求スペックを大きくクリアする、0.011mm(レベラー直後の最高値)という期待以上の精度を実現し、納入先メーカー様にも大変ご満足いただくことができました。

2010

2010

中国での当社1号機となる脱脂ラインを中国大手伸銅会社に納入。 中国上海万博日本館で風力発電機を出展。 京都府より委託を受け上海新天地にて京都府アンテナショップの運営を開始。 [(株)京ウィンド]

カッター研削盤の写真

2011

新社屋竣工

2012

生和(蘇州)技研有限公司設立。国内大手伸銅メーカーへ最新鋭面削装置納入。

出資法人 生田(蘇州)精密機械有限公司の写真

2013

国内大手伸銅メーカーへ縦型めっきライン納入

昆山生田貿易有限公司の写真

2014

EuroBLECH2014 国際板金加工見本市出展。

2015

オスカー認定。トルコ イスタンブールにヨーロッパ向け営業拠点となるIKUTA MAKINE A.S.を設立。

オスカー認定とは

京都市が、優れた技術や製品等を持つ中小企業から、新商品の開発や経営管理の効率化等を通じて経営革新を図るための事業計画を募集・審査し、企業価値の向上により持続的に成長することが期待されると認められた中小企業に与えられる認定のこと。

2016

IKUTA MAKINE A.S.で超硬スラブカッターのヨーロッパ向けの新作・メンテナンスに対応出来るよう製作設備を新規導入。トート技研株式会社と業務提携。

2017

トート技研株式会社を吸収合併し、東京事業所とする。経済産業省より地域未来牽引企業として選定される。

地域未来牽引企業とは

経済産業省認定。地域内外の取引実態や雇用・売上高を勘案し、地域経済への影響力が大きく、成長性が見込まれるとともに、地域経済のバリューチェーンの中心的な担い手、および担い手候補である企業を「地域未来牽引企業」として選定・公表しています。

2018

遠隔監視システム技術センター発足。 設備遠隔監視システム『METIS-i』販売開始。株式会社京ウィンドに新規事業の食品機械事業部 発足。 生田(蘇州)精密機械有限公司の工場を工業園区より相城経済技術開発区へ新設移転。

「適者生存」
「人づくり、会社づくり、
モノづくり」

「社員が安心して幸せに働き続けられる会社」の実現を目指して

2019

創業100周年

オスカー認定とは

京都市が、優れた技術や製品等を持つ中小企業から、新商品の開発や経営管理の効率化等を通じて経営革新を図るための事業計画を募集・審査し、企業価値の向上により持続的に成長することが期待されると認められた中小企業に与えられる認定のこと。

オスカー認定のロゴ

地域未来牽引企業とは

経済産業省認定。地域内外の取引実態や雇用・売上高を勘案し、地域経済への影響力が大きく、成長性が見込まれるとともに、地域経済のバリューチェーンの中心的な担い手、および担い手候補である企業を「地域未来牽引企業」として選定・公表しています。

「適者生存」
「人づくり、会社づくり、
モノづくり」

「社員が安心して幸せに働き続けられる会社」の実現を目指して

2020

「育とう・育てよう・育ちあおう」

「社員が安心して幸せに働き続けられる会社」の実現を目指して

2020

操業101周年記念事業 挙行

12月19日 コロナ禍の中「101周年感謝の集い on WEB」を日本、中国、トルコ3カ国中継で開催

公式YouTubeチャンネル開設

2021

現社屋竣工から10年を機に大規模リノベーションプロジェクトをスタート。
理想のWork PlaceとWork Styleの実現に向け社員が主体となり推進

令和2年度 京都市輝く地域企業表彰にて「地域企業輝き賞」を受賞

京都市輝く地域企業表彰「地域企業輝き賞」

地域に根差し、地域と共に継承・発展する企業を「地域企業」として市民ぐるみ・地域ぐるみで応援するため、平成31年4月に制定された「京都市地域企業の持続的発展の推進に関する条例」に基づき、その事業や活動が他の事業者のモデルとなると認められる事業者を表彰

2022

当社の健康経営への取り組みが評価され、健康経営優良法人2022(中小規模 法人部門)に認定。※現在も認定継続

公式Instagramスタート

2023

国内自動車メーカーへ全固体電池製造関連設備を納入

第7回プレス・板金・フォーミング展 MF-TOKYO2023出展

2024

IKUTA GROUP 本格始動

2025

コーポレートWEBサイト全面更新

生田泰宏 社長就任25周年感謝の集い開催

「育とう・育てよう・育ちあおう」

「社員が安心して幸せに働き続けられる会社」の実現を目指して

京都市輝く地域企業表彰「地域企業輝き賞」

地域に根差し、地域と共に継承・発展する企業を「地域企業」として市民ぐるみ・地域ぐるみで応援するため、平成31年4月に制定された「京都市地域企業の持続的発展の推進に関する条例」に基づき、その事業や活動が他の事業者のモデルとなると認められる事業者を表彰