令和5年 新年あけましておめでとうございます。
年頭に当たり、IKUTAグループを代表してご挨拶申し上げます。
昨年はIKUTAグループの「世界的成長」を展望するテーマとして「MADE WITH IKUTA」「IKUTAと共に」をかかげました。
そのテーマ通り、国内外社員の成長により、海外への展望が更に明るくなってきました。
日本国内では、サプライチェーンの国内回帰の流れにより素材各社の旺盛な設備投資が続き、有難いことに当社もフル操業が続いています。
その流れの中、昨年10月にはIKUTAマキネトルコの北村社長と共に、2つの目的のため、南米ブラジルを初訪問しました。
IKUTAの創業者捨吉の弟、秋太郎一家7人が移民としてブラジルに渡ったのは1956年のこと。
その秋太郎はIKUTAの技術の礎となった、「面削機」開発のチャンスを生んだ大立役者でありました。
その秋太郎ご子息ファミリーの出迎えを受け、世代をつなぐ感動の出会いを果たしました。そして一つ目の目的である秋太郎夫妻の墓前に創業101周年記念品の真鍮製靴ベラを手向け、深い感謝の念を伝えることが出来ました。
日本人の私はブラジルのどこに行って歓迎されました。それは日本人移民たちの勤勉正直真面目、努力の賜物のお陰でもあります。
100年以上前にブラジルに渡った日本人フロンティア達も、MADE WITH IKUTAのチャレンジを楽しみにしていることでしょう。
そして2つ目の目的はブラジルの銅素材会社への訪問です。期待以上の成果がありました。
この数年のうち、ブラジルの大手伸銅会社にも当社の面削機械が納入される期待が大きく膨らみました。まさしく未開拓地へ向かうMADE WITH IKUTAの新たなチャレンジです。
今年も、100年を超えるIKUTAの「モノづくり力と社員の人間力」を土台として、「MADE WITH IKUTA」 で顧客、協力先、ご支援をいただく皆さんとともに、明るい展望を開いていく所存でございますので、本年も引き続き、変わらぬご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
IKUTAグループ代表 生田泰宏
