謹んで2019年の新春をお祝い申し上げます。

お客様、ご協力先様、社員、家族、関係の皆様がお元気で明るい兆しに満ちた新年をお迎えのことと存じます。
旧年中はひとかたならぬご交誼にあずかり感謝に堪えません。

京都は大寒波到来の予想が少しはずれて、穏やかな日和で明けた新年でした。

社業の方はお陰様で2018年も新規顧客から引き続いての大型案件の受注、また伸銅各社からも多くのご注文を頂き、超多忙を極めた一年となりました。
そしてグループ内各社では本社の遠隔監視システムＭＥＴＩＳ－Ｉの販売、生田蘇州の移転新工場建設、生和蘇州での最新鋭の複合工作機械導入、京ウインドの「食品機械製造」事業の開始、トルコＩＫＵＴＡマキネにおけるプレス金型販売事業の開始など各社で新たなチャレンジもスタートしました。

平成最後の新年スタートとなった2019年。米国の自国第一主義政策に端を発した米中貿易戦争の余波による世界経済の雲行きが怪しい中、国内顧客や中国顧客からすでに多くのお引き合い、ご注文を頂いております。
その期待に応えていけるようにＩＫＵＴＡグループの持ち味であります社内外チームワークに更に磨きをかけて、善き社員達で良き品物とサービスの提供をし続けて参ります。

さて、今年2019年は祖父捨吉が生田鉄工所を京都伏見に創業して100年の節目となります。また5月1日には元号が変わる歴史的な一年の始まりでもあります。駅伝のたすき掛けのような100年の長い道のりには登り坂、下り坂、まさか、いばらの道、数知れぬ苦難の道もあったろうと想像しますが、常に先達が「人の土壌」を作ることを心掛けてきてくれたお陰で、ＩＫＵＴＡには善き人が育つ土壌が厚く広く蓄積されてきました。

この先も枝葉が伸び伸びと広がり更に100年、年輪のように成長し続ける、幹の強い会社づくりを目指し足下の土壌を耕す努力を惜しまず、2019年も逞しく元気にそして他者を思いやる事の出来る「三方善し」経営をしていきます。

最後に、今年の干支は「亥」
突破力。ぶれずに真っ直ぐ進む力や勇気。猪突猛進を意識した行動を私はしていきます。

何卒、本年も変わらぬお導きの程をお願い申し上げ、皆様の益々の弥栄（いやさか）を心よりお祈りして、新年のご挨拶と致します。
ＩＫＵＴＡグループ代表　生田泰宏