DOWAメタル株式会社 衣川大河
弊社の技術部では、製造設備の改善・新設と、新製品を生産する為の工程設計、品質を改善する為の工程改善を行っております。
生田産機工業は徹底した対応力が魅力です。
ある時、巻き取り装置の傷対策について相談しました。
私たちは、傷防止対策について、高い要望がありました。
その際、仕様を決める段階から、お互いの技術担当同士が仕様を徹底して詰めてくれました。
その甲斐あって、要望していた傷のつきにくい巻き取り機械の設備が実現しました。
また、機械そのものの設計やベアリングなどフレームがしっかりしています。
面削後の素材表面の品質改善について相談した時には、機械内部の部品だけを改造品に組み替えることで、時代の流れに合った製品を生産出来る設備に改善することができました。
また、モーターでオンオフ制御していたところを、サーボモーターに入れ替えて微妙なコントロールができるように一部改造しました。
面削機を導入して30年以上経った今でもそういったことにも耐えうる高い精度と剛性を有した機械です。
またそういった長年稼働している機械でも丁寧にメンテナンスも対応してくれるので、信頼できます。
ひとつの設備を徹底してきちんと使って頂くという会社の姿勢が見えますね。
普通メーカーはそういう仕事はやりたがらないでしょう。儲からないですから。
生田産機工業とは、設計の段階から「ここはこうしたほうがいいよ」というような議論を交わします。
「作る側」と「使う側」の立場で意見を出し合い作り上げていくので、品質の良い設備が出来上がります。
お互いの役割分担が明確で、情報共有が出来る信頼関係が出来ています。
生田産機工業の特長は、他のメーカーが真似をする事が出来ない固有の技術を持っているという点です。
面削機、巻き取り機などは、完全に独占されていますよね。
他のメーカーさんでも同じようなものが作れたとしても、経験とノウハウの差は歴然としています。
また、小回りがきく点、どんな高い要求でも、絶対に諦めない点など、心底お客の立場に立って設備の面倒を見てくれる会社です。
今現在、自動車産業では、電装化・電子化が進んでおり、国内の銅条需要が高まっています。
その製造設備新設のため、生田さんには巻き取り機やシャーリング、搬送機に続いて各工程でのお手伝いをお願いしています。
中国の子会社である生田蘇州精密機械有限公司との連携の中で、海外での生産も視野に入れて今後も今まで以上に実力を付けて、QCD(Quality品質、Cost価格、Delivery納期)を高めて頂き、共に新たな展開を見つけていける関係を築いて行きたいと思います。
(取材をさせて頂いた時は、技術部の部長でした)