古河電気工業株式会社 岩間 久様
ここ古河電気工業株式会社 日光事業所は、伸銅製品を製造する工場・メタル総合研究所・生産技術部及びグループ会社が集まった事業所です。
銅及び銅合金の条・線・棒・超伝導・メモリーディスク・送電線部品などの製造、また、金属素材・応用製品・生産技術の研究だけでなく、ナノテクなど最先端技術の分野にも進出しています。
私の所属する生産技術部は、工場設備の研究・開発・設計のプロセス設備開発及び総合エンジニアリング技術コンサルを中心に行っています。
各専門メーカーと共同開発した機械を組み合わせ、独自の生産技術や設備技術を加えることで、日々変化するお客様のニーズに対応できる工場・設備・生産技術を古河電気工業本体及び国内外関連会社へ提供しています。
当社は、創業時から「人を大切にする」理念があり、その遺伝子を継いだ我々は、どの専門メーカーともテーマを共有し、共同で世界一の設備を作る関係を築き続けています。
それは、単なる売り手と買い手といった関係ではなく、1つの仕事をするときには同じ目的に向かってチャレンジを続けられるよい相棒の関係です。
生田産機工業殿とも、これまでずっとチャレンジをし続けてきましたし、共に成長をしてきた良きパートナーです。
生田産機工業殿の両面々削機とカッター研磨機は性能がよく、費用対効果に優れていて、精度も高く、丈夫です。
両面々削機は海外メーカーもありますが、板幅1200mmが通せて高品質の材料を出せる機械は生田産機工業殿だけ。30年以上も使い続けていますし、更に改良して使い続けたいです。
我々の要求に対して、広幅1500mmの超硬刃物用6軸研磨機を共同開発してくれましたが、ある大手制御機器メーカー技術担当者の方も「6軸で数ミクロンという単位でインデックス精度を確立されている機械は初めて」とビックリされていました。
それほど精密な機械を提供してくれています。
また、レスポンスが早く、小回りがきいて、チャレンジ精神のある会社です。
面削機の刃物をハイスから超硬に変え、高品質、高生産性に業界で一番早く対応したり、中国での対応もよいタイミングでスタートしたと思います。
技術のスタッフがまめに来ては、オペレータと常時「ああでもないこうでもない」とやり取りをしています。
私たちのニーズがダイレクトに伝わるし、またそれにきちんと対応してくれます。
私たちのやりたい事があって、それを実現するためには、各専門設備・装置メーカーの力が必要です。
良い設備を提供してくれれば、私たちも良い製品を作ることが出来ます。。
お互いに持っている技術を提供し合い、腹を割って話し合える関係でなければ出来ないことだと思います。
生田産機工業の方々は、正直で真面目だから儲からないのじゃないかなぁ・・・なんて心配をしてしまうほどです。
一生懸命取り組んでくれる会社だからこそ一緒にやれるし、我々から協力しようという気持ちも起こります。
一緒にじっくりと長期にわたる取り組みのできる会社だと思っています。
私たち古河電工では、継続的に環境負荷の低減や資源生産性の向上と人材育成に努め、環境にやさしい技術・製品の開発に取り組んでいます。
これからも、生田産機工業殿をはじめ、他のメーカーの方々と協力し、地球環境保全に役立つ取り組みをしていきたいと思っています。