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「天命に従い人事を尽くす」

平成28年4月1日。会社設立第64期を迎えて。

昨日、晴れて新入社員6名を迎えて入社式を執り行い、新年度入りをしました。
ポテンシャル高き個性豊かな若者たちが国内外からIKUTAに集いました。

入社式2

花2
自宅裏の河川敷の桜も異常気象と言いながらも、四季の定め通り、寒い冬の時に寒気に耐え、しっかりと蕾に栄養を蓄え開くべき時期に、花開きました。
正面脇を飾る、花瓶には神前さんが、今日の日にふさわしい花の生け込みをしてくれました。オンシジウムを中心に数種類の輝かしい黄色は生田に集った個性輝く社員を象徴。
背景には時代の通過点の今を表す桜をイメージしてくれたとの事。

創業者、生田捨吉が1900年に福井東郷にて誕生し、1919年京都伏見に小さな鉄工所を起業し、1953年に会社設立、現在に至っています。
数名で始めた会社も戦前、戦中、戦後を経て現在グループで社員数150名余りとなりローリングプロセス事業を中核に日本、中国、トルコに拠点を持ちグローバル展開を図りつつあります。創業以来ずっと雇用を続け、年々成長し、お客様に指名し続けてもらい、工場で作った製品を納入し続け、100年に渡り会社が続くというのは、創業者、二代目経営者が大事にした「人づくり」を土台にバトンをつないできた優れた社員の奮闘努力と共に、幸運の連続があったとしか言いようがありません。

この事は、3月末に無事に年度を終えて、新年度を迎える4月1日には決まって思う事です。
まだまだ、経営者として経営努力が足りていませんが、常に危機感、緊張感を堅持して、何事にも堅実慎重であった先代社長の言い伝えの「盛時には奢らず、衰時には悲しまず」を肝に、
しかしチャレンジし続けられる人づくり、組織作り、やりがいを持って仕事に励める環境づくりに努めて参ります。

お陰さまで、1999年6月に社長に就任以来、17年となります。
頼りのない社長の誕生でしたが、優秀な経営幹部、社員さん達そして、お客様、仕入先様、家族に守られて私にとっては運の良い17年間でした。
またその間に、頼りになる。任せることが出来る。勇気を持って新しい事にチャレンジする事が出来る、人財の層や厚みも順調に膨らんできました。長年に渡り先代たちが築いてくれた「人を大事に思い、育てる社風」の土台があってこそと感謝しています。

期待と不安でいっぱいになっている新入社員の諸君。と原稿には書きましたが、今夜の宴会の出し物を楽しそうに考える4人の姿を先ほど見て、不安より期待が勝っていると思い安心です。
堀井俊宏君、鈴田祐貴(ゆたか)君、高橋菜々子さん、吉田将太君、フザイマ君、エスターさんも、安心して先輩に身を任せて業務に励んでください。この会社には嫌な人は誰一人いません。
3年前に新卒入社社員であった、出口君、小山君、中山君、李君は入社3年を経て、それぞれの持ち場で大活躍をし、なくてはならない存在感を出してくれています。

北村2
また、入社5年となる北村君は今年設立をしましたトルコ子会社の責任者として欧州、東欧、中近東地域でのグローバル展開の重責を担ってくれています。このようにチャレンジをいとわない若手にとって、活躍と成長のチャンスがあふれる会社となってきました。

酒見2
10年前入社組の武田、和田、酒見、3羽ガラスの一人、酒見君が社員代表として、決意発表をしてくれました。
3人の10年前の入社時を思うと感極まる思いです。

ひるがえって、当社の最年長社員は73歳の中岡さん(現在中国蘇州)と、郷田さんで、勤続58年の大ベテラン、人生の大先輩でもあります。生田のモノづくり歴史の生き字引です。
創業者の生田捨吉を知るレジェンド社員はお二人の他、澤田さん、今田さんを含めて、4名おられます。どなたも耳は遠くないし、目もよく見えるし、足腰は強いし、そのうえ、頑固さは人の10倍と元気そのものです。学ぶべきは一杯あります。
澤田さん、郷田さんのお顔は少し怖いですが、レジェンド4人をおじいちゃんと思い上手に甘えれば、得する事があります。ゲンコツも覚悟ですが、おこずかいも、もらえるかも知れません。
こんな人財のいる会社はなかなかありません。生田の誇りに出来る財産です。

そして、本日創業97年。会社設立64期のスタートを迎える事が出来ました。
来賓全体2
社外からはご来賓として、地元金融機関の京都銀行様、京都信用金庫様、三菱東京UFJ銀行様、滋賀銀行様、南都銀行様にご来臨いただきました。
常日頃の手厚い金融支援に心よりお礼申し上げます。

ついに世の中はマイナス金利という、摩訶不思議なマジックが出現しました。
単純な計算しか出来ない私は、お金を借りたら、利息がもらえると喜びましたが、どうやら違うようですね。

東社長2また、中国蘇州で一緒に事業をさせて頂いていますセイワ工業社長、東様にもご来臨いただきました。学生時代からの変わらぬ友情にお礼申し上げる共に、一緒に中国事業の成功を目指す経営者として、共通の夢を持てたことも喜びであります。

今枝顧問には一昨年から、モチベーションとイノベーション研修を担って頂き2年となります。
その中から生まれたプロジェクトに添って、新規事業の具体的プランが生まれ、若手リーダーの育成にも大きな貢献を頂いております。今枝先生に出会えて、嬉しかった。
これも私たちの幸運と思っております。

横江税理士2
そして、当社の監査役として先代社長の時代から40年に渡り、会計監査業務を担って頂いています横江監査役、横江税理士にもご来臨頂きました。横道にそれない、財務の道筋をしっかりとサポート頂いています。

さて、本日の発表会において進むべき方向が示されました。
3つのソリューション領域でIKUTAは新しい価値をつくり続ける。

1)ローリングプロセス・エンジニアリングソリューション
2)製造サービスソリューション
3)グローバルソリューション

具体的な内容については、生田本体の生田専務以下、生田蘇州の金井総経理、京ウインドの渡辺マネージャー、トート技研の生田雅哉社長、IKUTAマキネ、北村ダイレクター、各グループ会社の発表通り、着々と人を育て、組織とチームワークを充実させ、事業計画を進めて参ります。

そして、一昨年に子会社となりましたスリッター専業のトート技研につきましては、共同開発をしたBカットスリッターの4月完成を受けて、今年度から本腰が入った本社営業技術製造部門との協業をスタートしますので、シャースリッター事業が早期に新たなIKUTAグループ全体の収益事業の柱に育っていくよう注視していきます。
京ウインドは、長年本社と生田蘇州に直接的間接的に支援を受けながら、自立化を目指してきました。渡辺さんの発表にありましたように本社の有形無形の資産を活かしながら、中国人インバウンド需要の追い風を受け、日中ビジネスマッチングの芽が出て、今年度は基盤事業単独で収益をあげられる計画を立てるに至りました。
このように、人間力を土台とした、社員の人財としての厚み、そして層の幅が何よりも事業推進の力となります。
その結果として、お客様から更に注文を頂け、よい評判が評判を呼び、新しいお客様からもお声掛けを頂ける。そして、「つくるる力」を発揮し、仕入先様、協力先様の協力を受けて「つなぎ」お客様に期待以上のご満足を届ける。
そして、

1)利益が残る 社員と分かち合う
2)財務体質を強くする
3)社員への教育投資をする
4)働く環境をより良くするために、設備投資をする
5)そして、また社員は成長し会社は更によくなり、社員が幸福になる。


社長2
社長の頼りなさを棚に上げて、すべて社員頼みを言っているようなものですが、お許しください。
でも、少し自信が持てました。昨年夏に、体調を崩し数か月会社を離れました。ある銀行支店長から、社長が会社を離れている間に、会社は大丈夫か?何度か会社を訪問しましたが、普段と何も変わらず、社員は落ち着いて、社長が長期離脱してもどこ吹く風の様子でしたと、褒めてくれました。

天災( 社長 )は忘れたころにやって来る。

これをオチにしまして、今年度も少しは人間的に成長して、いつものように感謝して終われる64期になりますように、社長として励みたいと思います。

20160402社員全員集合2

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