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「天命に従い人事を尽くす」

2023経営方針発表会での社長総評

2023年第71期経営方針発表会に寄せて

「先人への感謝と次世代への恩送り」

IKUTAグループ代表 生田泰宏

第71期が幕開けました。

4月7日、雨の経営方針発表会となりましたが、多くのお客様にご来臨いただき4年ぶりに一堂に会して開催することができたこと、大変うれしく思っております。

  • 感謝の集いから早や3年

伏見疎水に咲く桜は散り初めの時を迎えましたが、今日の雨はたくさんの花を枝に咲かせるために、大きな幹を支え続けている「根」を休めさせるための慈雨のようでもあります。

2020年に創業101年の感謝の集いを開催して、はや3年となります。

次の節目となる創業111年2030年を喜びと感謝と希望の日とするには、1年1年の確かな成長の歩みが必要となります。

社長のKey Words ////////////////////////////////////////

 

MADE WITH IKUTA2030年/111周年/多様性/新しい組織/

フラット/公平性/全社員が主役/BIG TREE ONE FAMILY COMPANY/ブランディング/モノづくりの約束を宣言する/MA機会/

ホールディングス/チャレンジし続ける/変化し成長し続ける

  • かつてないビックウエーブの波

私が社長となり24年目を迎えました。71期72期73期とかって経験したことないビックウエーブの受注高となっています。10年前のIKUTAでは到底こなせないし、お客様から見ても当時のモノづくり力では任せていただけなかったと思います。このような顧客が求める設備、品質期待に応えることが出来る社員の人間力と現場力の賜物です。

  • 多様性と挑戦的成長の10年があってこそ

この10年で社員、グループ会社の多様性が進み、次のステージに向かう挑戦的成長をし続けてきました。社員の自主自律的成長があってこその結果だと思います。誇りに思います。

設立21年となる中国蘇州においては、言うまでもなく生和蘇州の加工設備の増強による垂直統合型体制で日本品質と引けを取らない、モノづくりMADE WITH IKUTAを実現しました。

MAKINEでは2023年、トルコ現地での本格的なモノづくり元年となります。本社と蘇州とトルコ3極響働による挑戦となります。KYOWINDでは積重ねた実績と信頼により世界品質のモノづくりを中国で実現する挑戦に幅が出来ています。生福においては、麺を中心とした中食需要の拡大を見据えています。7-11ベンダー各社工場への地道な工事実績を重ねながらフルライン受注に備えています。

  • 委員会は自律的成長の機会

また部署横断による委員会活動においては、「DX・安全・改善・健康・IKUTA空間・新ホームページ」委員長をリーダーにチームをまとめて、本日はすばらしい発表をしていただきました。部署の違うメンバーからの意見により会社の働く環境が良くなっていく活動は、社員の自律的成長に大いに生かされていました。

  • ステージをあげる挑戦

さて、社員の成長に応じた会社のステージをあげていくために、一昨年から参与を中心に

安全・財務・教育・評価・組織・制度づくりに着手していただいています。

2030年IKUTAの社員一人一人が躍動成長するにふさわしいステージを用意するためです。

特に教育制度の充実は、継続的な成長機会を生みだします。特に部下の成長機会に責任があるリーダー層が「育とう、育てよう、育ちあおう」の学びの時間を、忙しさの中にあっても優先的につくり出すことは、2030年を見据えて大切なことです。

  • 多様性のある全社員が主役の組織へ(IKUTA塾の開催)

2030年に向かう、ビックウエーブ後を見据えたIKUTAの組織について、誰かの強力な次世代リーダーの元ではなく、多様性ある全社員が主役にそれぞれの個性が存分に発揮され評価される組織になっていければと思います。今回の記念講演で藤倉講師にお話しいただいた組織論が当社の目指したい方向性となるでしょう。

そのことは、IKUTA塾を開催し、全世代の社員の皆さんが言葉を持ち、意見を持ち、自身の仕事を通じて、2030年の在りたい自分や理想の会社の姿を認識できていることからも、当然の方向性であると確信しています。もっと自由に広がる羽を伸ばし、仕事と共に人生の高みに上がっていけるように。

  • MADE WITH IKUTAとブランディング

2023年頭あいさつで「MADE WITH IKUTA」をメッセージ発信しました。

IKUTAと「モノづくり」が出来てよかった。関わる三方の方々との響働により良き結果が生み出されます。

IKUTAが社内外に約束することは「モノづくりは人づくり」を土台とした、「確かな品質のモノとサービス」を届けること。その約束のために分かりやすい発信と行動をするためにIKUTAのブランディングが必要です。

ホームページリニューアルと空間プロジェクトとに合わせてIKUTAブランドづくりをスタートします。

  • M&Aの機会とホールディングス化

今年度、M&Aにより1社がグループに加わる予定です。

M&Aによる事業を譲り受ける機会は増え続けていきます。IKUTAも新たな事業機会を得ながら、環境変化耐性の強いグループ会社化を進めていきます。今現在、国内外7社でIKUTAグループが形成されています。今後も社員の自主的、能動的なチャレンジを応援し、社員がグループ各社の経営者となるチャンスが増えてくるでしょう。

そこで、IKUTAグループの組織については、①グループ全体を統一的にサポート②事業会社の役割と位置づけの明確化③意思決定の迅速化④柔軟なリソースの配分を目的に、現在ホールディングス化を検討しています。

  • チャレンジし続けてこその成長

目まぐるしく変化し続ける社会、経済、政治、国際情勢下においても、我々は他責にすることは出来ず、自己責任で稼ぎ続けなければなりません。

経済では米中の貿易ブロック化によって、にわかに日の丸半導体の夢をもう一度のごとく、国内半導体投資が目白押しです(25年度以降に量産化計画)熊本に続き、北海道千歳に大規模最先端工場が生まれます。ブロックされた中国では、ピンチはチャンス、千載一遇とばかりに、中国半導体関連企業は政府の大規模支援を得て、雪崩を打つ設備投資に向かっています。その両国での大きな波のうねりが、本社・蘇州のビックウエーブの要因であることに疑いありません。日中の政治体制にかかわらず、IKUTAにとり中国の顧客やパートナーとの関係は最重要であることは疑いがありません。

繰り返しになりますが、この波をつかめたのも、先人の財産を生かした経営姿勢と社員自身によるチャレンジによってです。

  • ビックウエーブ後

これからの意識は2030年に向かうビックウエーブ後です。今現在は目先をこなしていくのに精一杯ではありますが、社員各々の2030年での年齢に応じたライフスタイルに期待が持てるように、私は次世代への恩送りのために、手を緩めずIKUTAグループの社員が生きがい、働き甲斐、充実感を持って働けるよう、役員、リーダー共々でよき環境を整えていく所存です。

現場に立つリーダー各位は、ビックウエーブの次に来る国内外の技術、モノづくり、産業テーマを探り、顧客に耳を傾け、その期待に応える対応準備してください。そのためには社内においてはしっかりと部下に耳を傾け、育つ環境をつくり、人間力、現場力あるチームを作ることに尽きます。

NEWS4月号には部下の育成について次のように述べています。

● 新しいことへの挑戦には人財の「多様性が何よりも重要です」個性、価値観、持ち味が多様であり、かつ社員全員が組織の中で自分の場所を持ち、やりがいを持って生きなければ、企業の競争力は上がっていかない。

● 近年は正面から向き合うリーダー像が求められている。

部下の話を聞き、こちら側の話もしっかりと伝わるように話し、チームを強化していかなくてはならない。それはチームに多様性があるからだ。

  • リーダーは相手を「尊重」し、その仕事に「感謝」を示し、意見やアイデアを引きだすために聞き役に徹する。つまり「傾聴」することだ。部下に「心理的安全性」を担保しなければ、何を求めても受け入れてくれないし、アイデアも工夫も湧いてこない。
  • 新しいリーダーの育成のために「多様性・公平性・全体性」の考え方を理解してもらい、相手の考えや意見を引き出すための対話力を養う。
  • 最後に社員の皆さんへ 

2023年2月号NEWSより抜粋

  • 私は社員を誇として、グループ社員全員を次のように考えています。
  • IKUTA社員は一人一人が個性豊かな存在で、誰もが優れた才能を持ち、他の人に、社会に対して貢献できる才能を持っている。
  • IKUTA社員は誰もが人として価値があり、評価され必要とされている存在である。
  • IKUTA社員は良い人で、考え深く、仲間思いで、信頼に足り、創造的で、意欲もあり、自助、自立心を持ち、賢くもある。
  • IKUTA社員は自分の判断と行動に責任を持ち、重要な意思決定を下す能力を持っている。
  • 多様な人々とモノづくりをする「MADE WITH IKUTA」を担うのは社員一人一人です。
  • 次世代(創業110年を意識した2030年)にむけて、ダイバーシティ人財が活躍の翼を伸び伸びと広げられる、組織の理想的な在り方を、そろそろ考えないといけないですね。

今から7年後の来る2030年、創業111年には宣言通り、私や雅哉さん、稔さんは式典会場一番後ろでニコニコと次世代の躍動するハレの姿を見守っていたいと願いますので、そのように実現できるよう社員の皆さんも、さらに人間力が高まるよう、より一層の成長に励んでください。

以上

20230407記念撮影1

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