「変化の瞬間」
この度、創業101周年をお迎えの由、誠におめでとうございます。この歴史に残ります節目に寄稿をさせて頂けますこと、大変光栄に存じます。生田社長へ謝恩の想いを込めつつ、当時を懐かしく振り返りこれまで生田社長にはお話をしたことがなかったエピソードを一つ執筆させて頂きます。
生田社長とは、15年に渡り厚くご指導を頂き大変お世話になっております。
最初の出会いは、生田社長が発足された三方善 経営者勉強会であります“互敬塾”にて例会の受付を任されたのが始まりでした。
その頃の生田社長は、互敬塾を発足した初代会長として、やる気に溢れたリーダーシップにより例会をグイグイ引っ張り、大変に盛り上げておられました。
対称の小生は、右も左もわからない、社会人1年生でした。当然に参加者 約50名もの例会受付で“参加費の徴収”と“領収証書き”は大変苦戦し、疲労困憊な状態でした。例会終了時、満身創痍の小生に生田社長から「よく頑張った!」と労らいのお言葉があるかと思いきや、こちらをチラッと横目で見てそそくさと二次会へ行かれました。それが、その後の例会でも2回続きました。今でも鮮明に覚えております(笑)
しかし3回目の例会の後、いつもどおりだろうな、、、と思っていた所、思いがけない言葉を掛けて下さりました。「よく頑張ってくれた!!」でした。
その時を境に例会後は「浅野君、有難う!!」と必ず声を掛けてくださるようになりました。その変化がなぜ起きたのかは、何年もわかりませんでした。ですが15年たった今では、わかります。生田社長が学ばれる道経一体経営は、人づくりを目的としております。人づくりのため、まず自らが学び、心遣いと行動を変える。
生田社長が学びを実践された“変化の瞬間”。この歴史的節目に立ち会えたことを思い出すたびに大変嬉しく存じます。
その変化後から、様々な成長の機会を与えて下さりました。むちゃぶりかも!?と思うようなことも多々ございましたが(笑)、結果として「“できる・できない”ではなく、“やるか・やらないか”」であること、「お世話をされるより、お世話をさせて頂くことが大事」ということを厳しくも身を以て教えて頂きました。
生田社長を小生は大変尊敬しておりますし、現在多くの方からとても慕われておられます。しかしそのような素晴らしい方にも、変化の瞬間があったんだと記憶を残すべく、こちらの内容を想いを込め寄稿とさせて頂きました。
結びとなりますが、生田社長の益々のご活躍と、社員様やその方々に繋がります皆々様のご健勝ご多幸、生田産機工業株式会社のさらなる発展を心より祈っております。