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「天命に従い人事を尽くす」

創業101周年に寄せて公益財団法人京都産業21 専務理事岡本 圭司

生田産機工業株式会社は、京都・伏見にて101年の歳月をものづくり、ひとづくり一筋に積み重ねられ、伸銅技術を基盤に総合素材設備メーカーとして、グローバルな成長・発展を実現されてこられました。

京都を代表するものづくり中小企業の一つであり、創業101周年を心からお祝い申し上げます。

私は京都府商工部で1997年から連続19年、そして今は立場を財団に替え、ものづくりの支援に関わらせていただいております。私と入れ替わりに昨年財団を卒業された森西栄治さんの協力も得て、「風」をキーワードに、お礼方々振り返り、創業101周年のお祝いに寄せます。

 

生田産機の今の社屋の完成は、既に10年近く前になりますが2011年。その竣工披露式は11月26日、生田産機社員食堂「風のとき」(有限会社エスアールフードプロデュース齋藤社長)オープニング試食会を兼ねてランチタイムに開催されました。

「風のとき」は、引きこもりの若者の就労を支援する社員食堂。京都のものづくりをリードしながら同時に引きこもりのサポートを続けてきた株式会社タナカテックの田中稔会長。引きこもりの若者の就労支援がライフワークとなった齋藤三映子社長。新社屋完成を機に社員に温かい安全な昼食を提供しつつ、社内のひとづくりに加えソーシャルなひとづくりをめざした生田泰宏社長。が中心となり、様々な人たちの熱い思いと強固なネットワークによって立ち上がったプロジェクトで、私もその一員として参加させていただきました。

完成披露の日、それぞれの思いの込められたあいさつを聞きながら、私は、生田産機のさらなる成長支援と、引きこもりの若者の就労サポートを同時に進めることができた達成感に包まれつつ、正にその後のこうした事業の難しさを痛感させられることになることも知らず、おいしく試食をさせていただきました。

この枠組みは、府の支援が年々厳しくなる中、3年間ほどの運営の後、結果的に維持できず中断となりましたが、今も形を変えてそれぞれの思いは継承され、またいろんな企業さんにその思いが「風」となって拡がっています。

そう。「風のとき」のネーミングは生田社長でした。

 

話が遡りますが、生田社長は、96年から2年間、機青連(京都機械金属中小企業青年連絡会)の代表幹事を務められ、その後の生田社長を象徴するひとづくりとデジタル化に熱心に取り組まれました。

99年には3代目として会社を継がれ、IT活用による中小企業の自立化プロジェクト「京都試作ネット」の立ち上げにも参画し、一方、会社ではグローバル化の道を目指し、いち早く02年から中国・蘇州に拠点を構えられました。

そして、試作プロジェクトの一つとして03~04年に “ボリビアに風力発電機を贈ろう”と始まった「マリアの風プロジェクト」においては、インターンシップの大学生を主役に据え、環境分野への新たなチャレンジとして「垂直軸小型風力発電機」の研究開発を企業間・産学間の連携により展開されました。

この風車は、その後会社で「京ウィンド」として製品化され、新社屋オープンの一年ほど前(10年10月)に、京都産業21上海代表処開設記念「京都ビジネスフェアin上海」に出展をいただきました。

 

生田社長は、数年前には厳しい闘病生活を克服される一方、直近では、昨年財団の「けいはんなIoTフォーラム」にもご参画いただき、IoT時代にふさわしい生田産機ならではの取組をご紹介いただきました。

 

これまで誰も経験したことのないような時代がやってきています。

どうかこれからも生田産機工業株式会社が、ひとづくりとデジタル化を基軸として、いろんな「風」を吹かせながら、ますますグローバルにご発展されることを心からお祈りいたします。

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