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「天命に従い人事を尽くす」

「2020グループ合同入社式・経営方針発表会での歓迎の言葉・総括」

4月4日に生田産機工業・京ウィンド合同の入社式と第68期経営方針発表会を開催しました。

(今年は来賓のご招待や社員も4階会議室に一同に会することを控え、部門ごとでの実施)

以下に新入社員歓迎の言葉と経営方針発表会の総括発表を記します。

 

令和2年4月4日 第68期(2020年度)グループ合同入社式

新入社員歓迎の言葉

例年であれば、桜咲き誇るこの素晴らしい季節の京都には国内外から多くの観光客が訪れていました。

日本は桜の薄ピンク色に世界各国の色彩が混じり、世界がますます国境を意識することが無く自由な人とモノの往来が、東京オリンピックに向かって躍動的に進んでいました。

そんな疑いのない世界の景色が一変した最中の本日4月4日、晴れて4名の新入社員を迎える事が出来ました。

世界は一時的にその扉が閉ざされていますが、当社は20年以上も前から社員の国際化が進み、他文化理解、尊重、共感を通じて世界に顧客が拡がってきました。

いずれ新型ウイルスとの戦いも世界がONE・TEAMとなり勝つ日が来ます。

インド人のPDさん、中国人のSさん、ブラジル人のJさん、そして日本人のFさん。誠に本日の入社おめでとうございます。

PDさん、Sさん、Jさんは遠く母国を離れて、日本で学ぶために留学し、日本での就労を希望しました。Fさんは、お父さんの誇りをもって働く背中を見て、その志を引継ぐ覚悟をもって入社してくれました。

日本には270万社もの企業がある中で、皆さんとの奇跡的といえるご縁が生まれ、IKUTAグループで社会の一歩を歩み始めることになりました。

当社はCREDOに示すように人間力を磨く事をとても大事にしています。人間的魅力があるとはどういうことでしょうか?

本日入社の4名にはすでに、貴方しか持っていない人間的魅力がすでに宿っています。その魅力(個性)が仕事を通じて掘り起こされ、磨き、磨かれ、会社の理念であります「世のため人のために尽くせる人」となれるように一歩一歩、成長の階段を登って行って下さい。

会社創業101周年となる2020年。当社は101周年を迎えるにあたって、IKUTAグループが大事にしている考えを象徴的に表すコンセプトワードとして Big Tree One Family Company と定めました。

100年前、1919年にまかれた小さな種は大地に根をおろし、春に芽吹き、夏の日差しに若葉を広げ伸ばす。

秋には花咲き結実し、冬に落ちた葉も木の更なる大きな成長のために、大地の養分の役割を果たす。

幾多の風雪に耐えながらも毎年着実に年輪を重ね、幹を太くする。

幾重にも枝を張り巡らせ、大樹となり、その下に人は集い、共に成長し年を重ねていく。

私はじめ、役員、先輩社員達は、貴方達が入社後1年を経った翌年の春には、ご両親様、ご友人達に「良い会社」に入社出来て良かったと報告をしてもらえるように、精一杯大事に育て、そして育ち合おうと思っています。

以上で令和2年新入社員歓迎の言葉と致します。

 

IKUTAグループ代表 生田泰宏

 

200404入社式

 

令和2年4月4日 第68期(2020年度)経営方針発表会

生田社長総括発表

 

1.2019年4月~2020年3月振り返り見て

本社売上高は国内ローリングプロセス顧客の旺盛な設備投資により、過去最高となりました。

68期のその特徴として、国内伸銅顧客他、非伸銅顧客、新規顧客、大手エンジニアリングメーカ含めた幅の広い素材関連顧客層から大小装置、プラントの受注があり、ローリングプロセス事業としては顧客に偏りなく理想的な顧客バランスとなりました。

これは既存伸銅顧客には深耕し、非伸銅新規顧客には発掘アプローチの数年来の取り組みの結果でもあったと思います。

しかし、その多くの生産工程が上半期に重なり、設計、製造現場では大変な過労動を強いることとなり、働き方改革、健康経営からは程遠い環境となりました。

特に、暑い夏の最中には40度を超える客先工事現場において、大変な苦労を強いられながらも事故怪我無く、協力先様とワンチームとなって現場を立ち上げてくれました。

社員、各協力先様の多大な尽力に感謝します。

以前では、30億円の受注高は到底考えられない数字でしたが、一昨年に蘇州の新工場がタイミングよく立ち上がり6,000平米の工場が本社受注の多くの機械において部品加工、組立てを担ってくれました。

従来の本社工場、国内協力先様だけでの製作では到底成し得なかった製作が、生田蘇州、生和蘇州あってこその事でした。

そして、組織的には本社工場、蘇州工場をより一層一体的に運営し、IKUTAの製造力をボリューム的にも技術力的にも、しなやか、かつ強靭にするため金井総経理が本社の製造部にも責任を持つことになりました。

終わりに改めて、これほど多岐にわたった技術領域の立上げ現場を、幾重にも現れる難しい壁を乗り越え、こなしてくれたIKUTA社員の人間力、現場力こそがIKUTAの最大の強みであり、自信、信頼、魅力であると確信しています。

 

2.2020年4月~2021年3月展望

麗しい令和の時代が明け、明るい兆しも持って迎えた新年でしたが、2月に入り新型コロナウイルスの目に見えない感染恐怖が世界の様子を一変させました。

健康はもとより世界の扉、国の扉、町の扉、会社の扉、家の扉が閉じたことにより、甚大な経営クライシスが多くの業界に広がりました。

当社も、事業として計画をしていました101周年記念事業の見直しを余儀なくされました。

また社員、家族、関係者を感染から身を守るために不要不急な行動に制限をかけています。

さて、そんな激変した経済環境の中、IKUTAグループの2020年度の事業展望はどうかと話をしたいと思います。

営業からは2020年度の国内既存顧客からの設備投資計画は皆無であると昨年度後半には危機感をもって報告がありました。

おりしも、昨年は米中貿易戦争の影響を受けて、総じて仲間の機械金属加工会社も仕事が少なく、不況感が深く長く覆っていました。

そこにコロナウイルスの影響が加わり、深刻さが深まっています。

国内顧客の設備投資も世界経済の不透明感が増し、延期、見直しが出て素材全般にわたり急ブレーキがかかりました。

そんな中、中国蘇州で取りまとめた2020年の中国顧客の設備投資計画が旺盛だという情報を昨年共有しました。

計画が実行テーブルに乗り、今現在の中国顧客からの受注残は、かつてない程の膨らみとなっています。

蘇州工場も2月末にはいち早く工場生産を再開させ、金井総経理も顧客打ち合わせに出かけることも出来ています。

総じて、中国顧客も生産のフル生産化を急いでおり(一部の顧客からは延期の要請はありましたが)予定の変更は見当たらないとの事です。

よって、2020年度は国内本社の製造計画も中国イヤーとして、すでに製造着手や今後の製造工程計画を蘇州と進めているところです。

しかし、ここでも危機感を持って考えなければならないことは、まだまだ新規顧客の開拓が足りてないということです。

中国顧客からの売り上げを差し引けば今期の国内顧客からの売り上げはどれほどになるでしょうか?粗利益は最低でも6.5億円が必要です。

以前から話をしているロングテール理論をより意識して今期は計画的に行動してください。

2020年度はいよいよエンジニアリング部門を生田稔専務が事業指揮を取り、マニュファクチャリング部門は金井総経理が指揮を取ります。

ハード・ソフト・サービスを一体としたIKUTAの総合力を発揮するには、それぞれの部門が自主独立しても独自に成長運営できるだけの力を持たなければなりません。

エンジニアリング部門が受注してきた案件は、断ることなくすべて引き受けられるだけのモノづくり力、展開力を持ち、またエンジニアリング部門はより積極的に新規開発、新素材、まだ見ぬ素晴らしい顧客との出会いに向け、成長エンジンをかけていく。

日本本社、生田蘇州、生和蘇州、トルコマキネ、京ウィンドで強い個を作り、最強のグループ力を発揮する。創業111周年2030年にはきっと面白いことになっています。

 

3.京ウィンドの展開展望

事業計画の詳細は京ウィンドの発表資料にありますが、R&C事業範囲の中核をなす、製造受託事業とバフ、日本酒など日本商品の輸出事業も本社と同じく、人間力、現場対応力そしてアフターフォロー力が高く評価され、継続的、発展的に成長を続けています。

新型肺炎による一時的なアゲインストの風は吹いていますが、製造委託先の中国協力先工場も一早く、生産復活し日本のお客様に満足いく製品をお届けできるよう、体制を整えてくれています。

このような日中間のモノづくり、商品をつなぐ仕事こそが、IKUTAグループの京ウィンドあってのことと自信をもって言えるようになりました。

この日中間の展開力を持って、まだ見ぬ新規顧客を開拓し、事業の安定を図り更なる成長を目指していってください。

インバウンド事業は、コロナウイルスが完全に終息しないと再開はあり得ない状況となっています。しかし今までに当社に来社いただいた方々の累計人数も5,000名を数えます。

いずれこの方々とのネットワークがビジネスチャンスを生み、京ウィンド事業にも活かされると思っています。

さて、2018年7月より新規事業としてスタートしました食品機械事業部は、昨年10月に納入しましたTD社様向け装置が高評価を得て、引き続いての新規装置3ラインの受注総額3,25億円が3月半ばに決定しました。

この結果は本社と同じく食品機械事業部メンバーが客先工場現場にて、人間力と、現場力で信用信頼を得たことと同じです。

またその背景にIKUTAグループの信用力と技術力で新しいタイプの食品機械開発への顧客期待があります。

この大型食品機械装置の受注を機会とし本社との技術製造連携を進めます。

大型新人2名を迎えて、エンジンに火が付きます。5年後には10億円を超える受注高目標も実現可能と考えます。チャレンジが楽しみです。

 

4.最後に

国際的な新入社員を迎え、新体制新組織の下、ニューリーダーが指名されました。リーダーの書いた所信を読み、次世代へのバトンタッチをさらに進める準備が整ってきたと大いに感じました。成長ドライブに拍車がかかります。

また願った通りに、皆さんの奮闘努力の結果として2019年度末賞与を昨年に続き現金支給できることを嬉しく思います。

10年後、皆さんの年齢はいくつですか?

2030年の創業111周年には、成長した皆さんと共に更にグループ力を増した

三方善しチームIKUTAを末席から微笑み見たいと願っています。

 

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